SAPシステムとは?SAPコンサルタントとは?

ERPシステム

SAPシステムとは?

SAPシステムは、ドイツのSAP(エスエーピー)社が開発したERPパッケージシステムをいいます。
SAP(エスエーピー)社は、ドイツに本社を置くヨーロッパで最大級のソフトウェア会社です。
ちなみにSAPはSystemanalyse und Programmentwicklungという社名の略となります。

SAP ERPは、「ベストプラクティス」のコンセプトのもと幅広い業務プロセスの全体最適化を狙った基幹系業務システムとなります。
大企業向けとなりますが、世界でも最も浸透している業務パッケージソフトとなります。

最新の製品はSAP S/4HANA Cloudです。インメモリーデータベースによるクラウド型のERPシステムです。S/4HANAは、経理、サプライチェーン、製造をはじめ、販売、物流、その他多くの業種に対応しています。

そんなSAPですが、最近ではパッケージ製品のソフトウェア会社ではなく、クラウドビジネスソフトウェア企業として大きくビジネスが様変わりしております。AIやビックデータを始めとするインテリジェントテクノロジーによるイノベーション企業としても注目されています。

SAPシステムの評判は?

SAPシステムの評判は、クライアントによりさまざまです。シェアNo1のことだけあり、ユーザーの顧客満足度も高く、評判がよいことがほとんどです。
逆に、BPRやシステム基本方針の再整理を行わずに、SAPを利用して現行業務・現行システムを踏襲する形で導入した会社ほど、開発費用が膨む傾向にあり、結果として納期や品質に悪影響が生じ、SAPシステムの評判を落とすケースもあります。

SAPコンサルタントとは?

SAP社のERPパッケージの導入に精通したシステムコンサルタントであり、SAP ERPコンサルタントともいいます。
SAPコンサルタントは、特定の業務領域に対する業務知識、ソリューション、パッケージ知識などを有したSAP認定資格コンサルタントです。認定資格を取得するためには、SAPが実施するトレーニングを受講し、認定試験を受験する必要があります。認定資格は製品のバージョンアップに応じて、認定資格もバージョンアップするのが特徴で、資格の維持や取得にお金がかかるのが実情です。

実際の現場では、認定資格がなくても仕事に従事できますが、ERP導入プロジェクトに携わるのは、認定資格者が多いのが実情です。

一般的なITコンサルタントと区別するため、ERP導入コンサルタントをインプリメンテーション・コンサルタント、通称「インプリコンサル」と表現することもあります。

SAPコンサルタントの年収は?

SAPコンサルタントの年収は、所属する会社によって差がありますが、コンサルタントとして活躍している人材であれば、年収600万円から1,200万円が平均となります。一般的に同じIT業界でも、スクラッチ開発の業務システムのエンジニアや他のパッケージソフトのコンサルタントよりも年収が高い傾向にあります。

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(仕事内容)

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    ERPパッケージを利用した人事系システム導入に際する顧客の現状分析・要件定義・構築・テスト・運用に関わるプロジェクト全般のコンサルティング。主に要件定義・設計・開発・導入フェーズを担当する。
  2. ERPの利用を前提とした人事業務プロセス改善コンサルティング
    現状業務プロセスから問題点を洗い出し、業務効率化、全体最適化を意識した新業務プロセスを提案する。

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